好きな言葉

ホテルスタッフ小泉です。
突然ですが、みなさんには好きな言葉、救われた言葉、座右の銘などってありますか？
私は言葉の力というものを信じています。言霊とはよく言ったもので、言葉には力があってそれを強く念じるとそれが実現したり、また相手を傷つける言葉は負の力となって自分を妨げることになったりするものだと思っています。
少々脱線してしまいましたね。私の好きな言葉は『愚直』です。
愚直。かっこ悪いですよね。ダサいですよね。いかにもノー勘ノーセンスで、ヨレヨレで小汚くて情けないですよね。
でもねこの愚直。かっこ悪くても、才能なくても、苛められても、笑われても、愚かなまでに一つのことをやり続けるんですよ。もちろん成功するとは限らないし、徒労に終わるかもしれない。才能ないですからね。それでも毎日毎日信念をもって継続する。そしてその信念と心中する。それってすごくかっこいいのではないかと思いました。

それ以外に、なぜ私がことの言葉が好きなのか。それは私が愚直になれない人間だからというのがあると思います。自分にない部分だから憧れてしまうんですよね。
ピアノの発表会で審査員の目に留まり全国大会の招待が来ても結局はピアニストにはなれなかったし、法曹資格を目指して勉強して短答式は通ったけれども結局法曹にはなれなかったし、またボクシングジムで会長に「お前には恵まれた体格も素質もあるから上目指せるぞ」と言われても結局は根性なく練習からも遠ざかってしまいました。中途半端な器用さとかそんなものって何の役にも立たなかったんです。
なんというか悲しいまでに根性なしの自分に嫌気がさしていたときに、私に道を示してくれたのがこの愚直という言葉でした。そうか、かっこ悪くてもいいんだって思えました。そしてその愚直さがそのうち誰かの目に留まったり、かけがえのない信用というものを得ることにつながるのだと学びました。

私の憧れの愚直にはまだまだ程多い自分ですが、少しでも近づけるように頑張ります。そしてこういうしんどい状況だからこそ愚直にサービスをできるリバーサイドホテル墨田・江東でありたいと思っております。